ネコでもわかる requests

Python でウェブ API と会話するならまず覚えておきたいのが requests。ここではネコでも迷わない最小セットを揃えます。

1. インストールとおまじない

pip install requests

スクリプトの先頭で次のおまじない。

import requests

2. いちばん基本の GET

resp = requests.get("https://catfact.ninja/fact")
print(resp.status_code)  # 200なら成功
print(resp.text)         # レスポンスの中身

• status_code を必ず確認。
• resp.json() とすると JSON を Python の辞書に変換できます。

3. クエリパラメータを付ける

resp = requests.get(
    "https://api.example.com/search",
    params={"q": "cat", "limit": 5}
)

URL に ?q=cat&limit=5 を自動で付けてくれます。

4. POST でデータを送る

resp = requests.post(
    "https://api.example.com/items",
    json={"name": "ねこじゃらし", "price": 500}
)

• data= でフォーム形式、json= で JSON を送れます。
• 成功したか resp.raise_for_status() で例外チェックするのもおすすめ。

5. タイムアウトと共通ヘッダー

API が黙り込むと待ち続けてしまいます。タイムアウトは習慣化しましょう。

resp = requests.get(
    "https://api.example.com/slow",
    timeout=5,
    headers={"User-Agent": "cat-app/1.0"}
)

これだけ知っていれば、ほとんどの HTTP 通信はネコの手でもこなせます。